どもども大藤です。
前回から宇都雅史さんの「消えるサイト、生き残るサイト」についてお話させていただいております。
今回は、少し細かなところを見ていきたいと思います。
まず、タイトルですが、
正直、本書の全趣旨からすると、このタイトルは、若干、煽りっぽくて良いとはいえないと思います。
まあ商業出版ですから、趣旨を曲げない範囲ということで、許容されているのだろうと推察しますが、この本は歴史に残る名著になると思われますので、もう少し編集サイドの気遣いがあってもよかったのではないかと・・・個人的には残念に思います。
次に、本書では、一般に流布しているSEOのウソやインチキを次々と暴いています。
SEO専門家として、確かな技術に裏づけられた話ですから、私のような一般的な商用ホームページの運用者としては、「もう、びっくり!」としかいいようがありません。
学ぶことが多すぎると、「びっくり」するしかなくなる、という感じです。
で、そういうSEOのウソ、インチキを暴くだけでもスゴイのですが、宇都さんのすばらしいところは、「集客」の視点を常に忘れずにSEOを語るということです。
SEOの最終目的は、集客して売り上げをあげることです。
ところが、いわゆる悪徳SEO業者と呼ばれる人たちは、「上位表示」=「儲かる」という幻想をふりまいて、自分たちの売り上げのため「だけ」のSEOをしているのです。
われわれ士業の中でも、「上位表示」=「儲かる」の幻想をもとにして、無責任なインチキSEOを他人にすすめたり、詐欺的SEOを自分の商売のネタにしているものが変な人たちがいるくらいですから、この幻想は、かなり広範囲に広がっているものと思われます。
本書では、単なるSEOの技術本とは根本的に違い、SEOと集客、成約との関係に、多くのページが費やされています。
宇都さんの実力からすれば、ほんの何割かのさわりを紹介したに過ぎないのでしょうが、私のような若葉レベルにとっては、本当に勉強になるありがたい本です。
宇都さんが提唱しているのは、裏技的手法で検索エンジンを「騙す」のではなく、豊富なコンテンツを持ち検索ユーザーの満足度を高めるサイトを作ることによって、検索エンジンとサイト運営者との「持ちつ持たれつ」の関係を築くということです。
無理やり上位表示をするのではなく、検索エンジンに「このサイトを上位表示させることは我々の利益になる」と思わせるようなサイト作りによって、双方が利益を得る関係構築こそが本当の検索エンジン対策であるということです。
本書では、いくつもの志の高いサイトが紹介されています。
そして、私も宇都さんに紹介されるようなサイトを作りたいと強く感じました。
なぜなら、ネットビジネスに対する情熱と誠実なサイト運営の証しであるからです。
ニセモノが排除され、ホンモノが生き残る。
そういうネットビジネスの新時代が、今、始まりつつあるということ
そして、その場所に自分がいられたのなら・・・
本書は、ネットビジネスにかける情熱と誠実さをもって、生きていこう考えている、あらゆる業種の方々におすすめしたいと思います。
ネットビジネスの世界に、遅すぎるということはないのです。
もちろん、人生も同様です。
宇都さんが本書で示した勇気ある姿勢を見習いたいと思います。
いろいろ大切なことを教えていただいた本書に、あらためて感謝の意を送りたいと思います。
この稿はこれで終わりです。
ではでは
